コートでのウォームアップについて
まずは、日本ボッチャ協会の競技規則原文を見ていきましょう。
競技規則原文
コートでのウォームアップ
コールルームからFOPの指定されたコートへ移動したら、最初にウォームアップをする選手は所定のスローイングボックスに位置する。審判は2分間のウォームアップ開始を指示する。この間、選手はジャックを含むすべてのボールを投球することができる。その後、選手は後方から自身のスローイングボックスを退出し、相手サイドの選手が所定のスローイングボックスに入りウォームアップを行う。一方のサイドがウォームアップを行っている時、他方のサイドは自身のスローイングボックス後方「外」で待機しなければならない。両サイドが各自のボールをすべて投球するか、2分間の制限時間が終了するか、先に起きた方で、ウォームアップは終了となる。
日本ボッチャ協会競技規則2021– 2024 v.2.1
競技規則の用語
用語 | 意味 |
---|---|
コールルーム | 各試合前に登録する場所。 |
FOP | (Field Of Play)全コートを含むエリア。タイマーのいるスコアテーブルも含む。 |
スローイングボックス | 選手が投球する6つあるボックスの名称。それぞれに番号がある。 |
ジャック | ターゲットとなる白色のボール。 |
コートでのウォームアップについて競技規則を解説
ウォームアップは所定のスローイングボックスで行う
コールルームから大会会場の自分が試合をするコートへ移動します。
最初にウォームアップをする選手は所定のスローイングボックスに入って準備を開始します。
ウォームアップの時間は最大2分間
審判から2分間のウォームアップ開始を指示されてからウォームアップを開始します。
この間、選手はジャックを含むすべてのボールをコートに向けて投球することができます。
ウォームアップは順番に相手選手と交代して一人で行う
ウォームアップは一人一人行います。
はじめにウォームアップをした選手は後方から自分が入ったスローイングボックスから退出しなければいけません。
はじめにウォームアップした選手がスローイングボックスから退出したら対戦相手の選手が所定のスローイングボックスに入りウォームアップを行います。
相手がウォームアップ中はボックスの外で待機
一方のサイド、例えば相手選手がウォームアップを行っている時には自分は自身のスローイングボックス後方「外」で待機しなければいけません。
当然、自分がウォームアップ中は相手選手はスローイングボックス後方の「外」で待機しています。
ウォームアップはボールすべて投球しても終了になる
両サイドが各自のボールをすべて投球するか、2分間の制限時間が終了するか、先に起きた方で、ウォームアップは終了となります。
いわゆる、ジャックを含めたボール7球をぜんぶ投げ終わっても終了。
逆にジャックを含めたボール7球を投げれずに2球残っていても2分間が経った時点で終了になるということですね。
ウォームアップでやっておくべきこと
投球時の体の感覚を確かめる
ボールを投げたときの肩の上がり方やボールの手に持つ感じ方を確かめましょう。
なんか肩が上がってないな!
ボールを持っている時いつもより滑る感じがするな!
こんないつもとの体の感じ方の違いを感じましょう。
ボールの転がり具合を確かめる
ボールの硬さ、コートの床とのマサツ具合。
その日の気温や湿度、コートの質感によってもボールの転がり具合が違います。
この力加減で投げたらどこまで行くかなどボールの転がり具合を感じましょう。
投球コントロールを確かめる
いつもよりボールが思ったより右に曲がるな。
狙ったところに投げられてないからヒット系を軸にしていくか!
思い通りに投げれるときはアプローチをバンバン狙っていこう。
こういう投球のコントロールを感じましょう。
まとめ
コートでのウォームアップについてまとめていきます。
コートでのウォームアップについて
- 所定のスローイングボックスで行う
- 時間は最大2分間
- 順番に相手選手と交代して一人で行う
- 相手がウォームアップ中はボックスの外で待機
- ボールすべて投球しても終了になる
ウォームアップ中も競技規則にてルールが決まっていますので確認しておきましょう。