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ボッチャのルール

【プレイ②エンドの選手の持ち時間】時間を正しく理解して余裕を持って試合を進めよう!日本ボッチャ協会競技規則を解説。

エンドの選手の持ち時間について

まずは、日本ボッチャ協会の競技規則原文を見ていきましょう。

競技規則原文

エンドの選手の持ち時間

試合では、競技部門ごとにエンドの制限時間があり、タイマーが時計を管理する。持ち時間は以下の通り。

  • 個人戦BC1:5分間/1エンド
  • 個人戦BC2:4分間/1エンド
  • 個人戦BC3:6分間/1エンド
  • 個人戦BC4:4分間/1エンド
  • 個人OP座位:4分間/1エンド
  • 個人OP立位:4分間/1エンド
  • チーム戦:1チームあたり6分間/1エンド
  • ペア戦BC3:1ペアあたり7分間/1エンド
  • ペア戦BC4:1ペアあたり5分間/1エンド

ジャックの投球時間は、各サイドに割り当てられた持ち時間に含まれる。

各サイドの持ち時間のカウントダウンは、ジャックの投球も含めて、審判がタイマーに投球するサイドを示した時にスタートする。

各サイドの持ち時間は、投球したボールがプレイングエリア内に停止した瞬間、またはプレイングエリアから出た瞬間に止められる。

制限時間に達した時に投球されていないボールは無効となり、所定のデッドボールエリアに置かれる。BC3選手の場合、ボールがランプを転がり始めたら、そのボールは投球されたとみなされる。

審判は、制限時間に達した後に投球されたボールを、プレイングエリアのボールにぶつかる前に止め取り除く。ボールがプレイングエリアのボールに当たった場合、そのエンドはディスラプティッドエンドとなる。

ペナルティボール投球の制限時間は、すべての部門で1球のペナルティボール(反則行為ごとに1球)につき1分間とする。

両サイドの残り時間は、エンド中スコアボードに表示される。両サイドの残り時間は、エンド終了ごとにスコアシートに記録される。

エンド中、残り時間に過誤が生じた場合、審判は過誤を補い時間を調整する。

論争または混乱が生じた場合、審判は時計を止めなければならない。また、通訳のためにエンドを中断しなければならない場合も、時計を止めなければならない。通訳は、可能であれば選手と同じチーム以外の者とする。

タイマーは、残り時間を「ワンミニッツ」「サーティセカンズ」「テンセカンズ」そして制限時間に達した時に「タイム」と、大きな声ではっきりとコールする。エンド間の「1分間」では、「フィフティーンセカンズ」と「タイム」をコールする。審判は、選手に自分たちのコートのコールであることを知らせるために復唱する。

日本ボッチャ協会競技規則2021– 2024 v.2.1

競技規則の用語

エンドの選手の持ち時間について競技規則を解説

競技部門(クラス)ごとにエンドの制限時間は違う

  • 個人戦BC1:5分間/1エンド
  • 個人戦BC2:4分間/1エンド
  • 個人戦BC3:6分間/1エンド
  • 個人戦BC4:4分間/1エンド
  • 個人OP座位:4分間/1エンド
  • 個人OP立位:4分間/1エンド
  • チーム戦:1チームあたり6分間/1エンド
  • ペア戦BC3:1ペアあたり7分間/1エンド
  • ペア戦BC4:1ペアあたり5分間/1エンド

各クラスで制限時間が設けられています。

自分が出場するであろうクラスに合わせて制限時間を確認しておこう。

エンドの制限時間にジャックの投球も含まれる

エンドの初めに投球されるジャックは、各サイドに割り当てられています。

ジャックを投げるサイドでは、ジャック1球とカラーボール6球の計7球を制限時間内に投げることになります。

ジャックを投げるサイドは、1球多く投げることを理解して時間を使っていこう。

持ち時間のカウントダウンスタートは審判が投球するサイドを示した時

持ち時間のカウントダウンは、審判がパドルを使って選手に投球を示した時にスタートします。

選手がどんな状況であれ、審判が投球の指示を出した瞬間からカウントダウンが始まっているので時間配分を考えておきましょう。

持ち時間のカウントダウンストップはボールが止まるかコートから出た時

選手が投球したボールがプレイングエリア内に停止した瞬間に止まります。

またはプレイングエリア(コート)から出た瞬間に止まります。

時間内に投球できなかったボールは無効

決められた制限時間に投球できなかったボールは無効となります。

無効になったボールは所定のデッドボールエリアに置かれることになっています。

BC3選手の場合はランプを使用しますが、ボールがランプを転がり始めたら、そのボールは制限時間内に投球されたということになります。

制限時間を越えて投球したボールがエンドに影響を与えたらやり直し

審判は、制限時間を越えたとしても選手が間違ってボールを投球した場合プレイングエリアのボールにぶつかる前に止めます。

もしも、制限時間を越えて投球されたボールがプレイングエリアのボールに当たった場合、そのエンドはディスラプティッドエンドとなってしまいます。

いわゆるエンドのやり直しとなります。

ペナルティボール1球につきエンドごとに1分間追加

相手選手が反則行為をおかした場合に与えられるボールがあり、これをペナルティボールといいます。

このペナルティボールはエンドの最後に投球することになります。

この場合、ペナルティボール投球の制限時間は、すべてのクラスで1球のペナルティボール(反則行為ごとに1球)につき1分間となります。

2回反則行為があればボール2つ投球でき、制限時間が2分間追加されます。

エンドの残り時間はスコアボード表示、エンド終了時の残り時間はスコアシートに記録される

自分の残り時間と相手選手の残り時間は、エンド中スコアボードに表示されます。

エンド終了ごとにスコアシートに残り時間が記録されます。

残り時間に過誤が生じた場合は時間が調整される

エンド中に、何かの原因によって残り時間に影響をあたえた場合、審判はその原因によっては時間を調整することがあります。

例えば、タイマーが上手く動かなかったなどの不測の事態が起きた場合などですね。

エンドが何かの原因で進まなくなった場合はカウントダウンを止めることがある

勝ち負けがかかるエンドでは選手が感情をおさえられず論争または混乱が生じた場合あるかもしれません。そんな時は、審判の判断によって投球の時間制限のカウントダウンが止めなけれることがあります。

また、海外選手などへの通訳のためにエンドを中断しなければならない場合も、時間制限のカウントダウンが止められます。

エンドの残り時間などは1分からカウントダウンされます

タイマーから、残り時間を「ワンミニッツ」「サーティセカンズ」「テンセカンズ」とコールされます。

そして投球の制限時間になった時に「タイム」とコールされます。

エンド間の「1分間」では、「フィフティーンセカンズ」と「タイム」をタイマーがコールします。

審判からは、選手に自分たちのコートのコールであることを知らせるために復唱されます。

エンドの選手の持ち時間で特におさえておきたいこと

自分の参加するクラスのエンドの制限時間をしっかり理解しておく

これは、とにかく大事!

自分が参加するクラスのエンドの時間は絶対に覚えておきましょう!

持ち時間のカウントダウンスタートとストップのタイミングを理解しておく

どのタイミングでカウントダウンするのかどのタイミングでストップするのか把握することは時間配分を考える上で重要です。

自分の試合ペースを理解しておく

自分がどこで時間がかかるのか!

エンドを通してどれくらい時間がかかっているのか!

普段の練習から自分の試合ペースを把握しておきましょう。

試合全体で見ると、後半のエンドになると疲労も出てきて余裕がなくなるかもしれません。

余裕を持って試合運びができるように時間の使い方の練習をしていきましょう!

まとめ

エンドの選手の持ち時間についてまとめていきます。

エンドの選手の持ち時間について

  • 競技部門(クラス)ごとにエンドの制限時間は違う
  • エンドの制限時間にジャックの投球も含まれる
  • 持ち時間のカウントダウンスタートは審判が投球するサイドを示した時
  • 持ち時間のカウントダウンストップはボールが止まるかコートから出た時
  • 時間内に投球できなかったボールは無効
  • 制限時間を越えて投球したボールがエンドに影響を与えたらやり直し
  • ペナルティボール1球につきエンドごとに1分間追加
  • エンドの残り時間はスコアボード表示、エンド終了時の残り時間はスコアシートに記録される
  • 残り時間に過誤が生じた場合は時間が調整される
  • エンドが何かの原因で進まなくなった場合はカウントダウンを止めることがある
  • エンドの残り時間などは1分からカウントダウンされます

エンドの選手の持ち時間は競技規則にてクラスごとに設定されています。制限時間を知り余裕をもって試合運びをしていこう。

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