相手サイドの1球目の投球について
まずは、日本ボッチャ協会の競技規則原文を見ていきましょう。
競技規則原文
相手サイドの1球目の投球
選手は、相手サイドに十分な視界とスペースを与える「アウト・オブ・ザ・ウェイ」の状態に速やかに移動しなければならない。この協力的行動がとられなかったと審判が判断した場合、選手にイエローカ ードが提示される場合がある(規則15.9.4または15.9.5参照)。BC3選手の場合、ROと競技用具(ランプ やROの椅子を含む)も「アウト・オブ・ザ・ウェイ」の状態に移動しなければならない。
その後規則10.5.2に従って、相手サイドが投球する。
日本ボッチャ協会競技規則2021– 2024 v.2.1
競技規則の用語
用語 | 意味 |
---|---|
サイド | 1サイドは、個人戦では選手1名、ペア戦では選手2名、チーム戦では選手3名とする。SA、コーチ、CAはサイドの追加メンバーとみなされる。 |
アウト・オブ・ザ・ウェイ | 全ての所持品は、スローイングボックス内の後方に収納する。ROは、競技用具が対戦相手の邪魔にならないよう、また対戦相手が動かして破損しないよう、自分の競技用具を移動させなければならない。選手は自分のスローイングボックス後方「外」に位置する。 |
イエローカ ード | 警告を与える時に、審判が提示する約 7cm x 10cm の黄色のカード。 |
RO | ランプオペレーター。BC3 選手をアシストする者。IPC より選手として認定されている。 |
投球 | ボールをプレイングエリアに投げ入れる動作。ボールを投げる、蹴る、またはアシスティブデバイスを使ってボールを転がすなど。 |
相手サイドの1球目の投球について競技規則を解説
アウト・オブ・ザ・ウェイが出来なければイエローカ ード
選手は、相手が投げる順番になった時は相手が投げるために十分な視界とスペースを与えるるように早く移動しなければいけません。
自分が投げたら早く相手が投げることが出来るように協力しようということです。
上のように相手が投げやすいようにするスポーツマンシップが見られないと審判が判断した場合は、協力動作がみられずスポーツマンシップがないとイエローカ ードが出されることがあるということですね。
遅延行為はどんなスポーツでもダメですよね。
BC3選手も、もちろんアウト・オブ・ザ・ウェイ
BC3選手の場合は、ROと競技に使うランプやROが座っている椅子など全ての物をアウト・オブ・ザ・ウェイにしなければいけません。
相手が投げやすい状態にしましょう。
もちろん、ボールも邪魔にならない位置に移動する必要があります。
相手サイドの1球目もプレイエリアに入るまで投球する
その後規則10.5.2に従って、相手サイドが投球します。
規則10.5.2
1球目のカラーボールがアウトになった場合、または反則行為により取り除かれた場合、そのサイドは、ボールがプレイングエリア内に停止するか、すべてのボールを投球し終えるまで投球する。ペア戦およびチーム戦では、投球サイドの選手であれば、どの選手がカラーボールの2球目以降を投球してもよい。
日本ボッチャ協会競技規則2021– 2024 v.2.1
詳しくは、
【プレイ⑤カラーボールの1球目の投球】ジャックを投げた選手が1球目のカラーボールを投げるぞ!日本ボッチャ協会競技規則を解説。
をご覧ください。
相手サイドの1球目の投球で特におさえておきたいこと
アウト・オブ・ザ・ウェイを意識する
とにかく相手が投げる順番になったら相手が投げれるように、邪魔にならないようにスローイングボックスの後にさがる。
対戦相手にも敬意をはらいスポーツマンシップをもってプレーすることが大事です。
まとめ
相手サイドの1球目の投球についてまとめていきます。
相手サイドの1球目の投球
- アウト・オブ・ザ・ウェイが出来なければイエローカ ード
- BC3選手も、もちろんアウト・オブ・ザ・ウェイ
- 相手サイドの1球目もプレイエリアに入るまで投球する
相手サイドの1球目の投球になったらアウト・オブ・ザ・ウェイ。