押さえておくべきボッチャの基本ルール

ボールについて
ボッチャは白いジャックボール1球、赤いボール6球、青いボール6球の合計13球を使って行います。
ボールの色はジャックボールが白、カラーボールは赤と青と決まっています。
ただし、ボールは大きさや重さに基準がありますが基準を満たすことでマイボールで試合を行うことができます。
コートについて
ボッチャのボールを投球するエリアは奥行きが10メートル。横幅が6メートルあります。
選手が投球するために入る投球ボックスが6つあり、それぞれ奥行きが2.5メートル。横幅が1メートルあります。
投球するエリアと投球ボックスを合わせると奥行きが12.5メートル。横幅が6メートルとなりバドミントンのコートとほぼ同じサイズとなります。
投球するエリアにはジャックボールラインというV(ブイ)になった線があり、この線より先にジャックボールを投げないとファールになるので注意しましょう。
コートの中央にはターゲットボックスという田の印がついています。これはジャックボールが試合中にコートの外に押し出された場合に戻る場所となっています。
投げる順番について
1番初めに投げるのは目標となるジャックボールになります。次に投げるのはジャックボールを投げた方の色のボールです。
次に違う色のボールを投げます。
以降は、ジャックボールより遠い方の色のボールを投げ続けジャックボールに近くなったら投げる色のボールが代わります。
試合の流れについて
ジャックボール1球と各カラーボール6球を投げ終わったら1エンド終了となります。
個人戦とペア戦では4エンド
チーム戦では6エンド
全てのエンドが終了した時点で試合は終了となります。
ボッチャで重要なのは投げ方ではなく戦略

投げ方について
実は投げ方に決まりはありません!
上投げ、下投げ、横投げ
ランプという補助具で投げたり
はたまた
ボールを足で蹴ってもいいという。
どんな投げ方でも自分が投げやすくて上手くいく投げ方が1番いいわけです。
戦略について
何よりも戦略がボッチャでは大事
始めに投げるジャックボールをどこに投げるか!?
ジャックボールの1球目から考えて投げることが大事です。
自分が得意な場所で勝負するか!
相手が不得意な場所で勝負するか!
相手が次に投げようとしている場所を予想して、そこを潰すように1球を使ったり。
どうしたら勝てるのかを考えることが重要で、ただ投げていては勝てなくなります。
ボッチャ初心者が勝ちたければコレをやれ!5つのポイント

ボールはまっすぐ転がるか確認
投げる人は機械ではないので、その日の調子によっては距離や転がる向きが微妙に変わったりします。
どういうことかというと、必ずしもまっすく転がるわけではないことを頭に入れておきましょう。
また
ボッチャボールの中身はペレットが入っていて形が変わります。
イメージしやすいのはお手玉でしょうか?お手玉は持つと形がかわりますよね。ボッチャボールはお手玉ほど柔らかくはありませんが、まん丸ではありません。
そして、ボール表面の布をつなぎ合わせるために縫い目があります。
バスケットやサッカーのように形が変わりにくく球体ではないのです。
よって、試合の前などには必ず何球かボールを投げてまっすぐ転がるか、右や左に曲がるなど感覚をつかんでおくとよいでしょう。
ボールの硬さの違いを確認
上でも話しましたが、ボールの中身はペレットという細かい粒が入っています。
その粒のちょっとした量のちがいによってボールの硬さに変化がおきます。
使い込まれたボールほど柔らかくなっている場合が多いので6球あるボールのなかでも硬さが微妙に違うことを確認しておきましょう。
ボッチャの技については後述しますが、ピタッと寄せる球を投げたければ柔らかいボールを、ぶつけて飛ばしたい時は硬いボールをというふうに使い分けができるとよいでしょう。
相手の得意不得意を確認
ボッチャは相手がいるスポーツだということを忘れないことです。
相手を知ることでゲームを制する!
勝率を上げるなら相手が不得意で自分が得意な場所で勝負できれば勝てる確率は格段に上がります。
相手になる人のゲームの進め方や、いつも投げているところ、ミスが多く見られる場所など分析できればよいでしょう。
投球ボックスの広さを確認
投球ボックスは奥行き2.5メートル、横幅1メートルとなっています。
寝っ転がってもはみ出ないくらい結構広いです。
どういうことかというと、線ギリギリまで前に出て投げるばかりではなく後ろに下がってみましょう。
ジャックボールへのコースが見えてきたりと投げる選択の幅が広がります。
投げるところがないと思ったら後ろに下がってみるとよいでしょう。
ボッチャの基本技3つを確認
ボッチャには複数の技が存在します。
むやみに投げても上手くいかないのは技を知らないからというのが多いのではと分析しています。
そこで、今回伝授したいのは基本技3つです。
アプローチ・・・ボールに対して直接投げてよせる技
ヒット・・・邪魔なボールに強く投げて飛ばすように投げる技
プッシュ・・・手前のボールを先に進めるためにちょうど良い投げる技
この3つを覚えておくことで大抵の場面で選択の幅が飛躍的に広がるでしょう。
基本技を知ってこそ、あーしたい、こーしたいができるようになるわけですから。
勝ちたいなら技を覚えるとよいでしょう。