こんにちは、作業療法士でありボッチャ指導者のKOJです。
ボッチャを指導してきてボッチャのことをいろいろ勉強したけど指導って難しい。自分でボッチャ教室を開いていろいろやってきたことでいろいろ課題にぶつかりました。
そもそも、指導者は何を意識してどんな役割を担うべきなのかという疑問がうまれてきたんですよね。
ただ、やってみようでは失敗に終わります。
私がボッチャ教室を運営してきた経験を踏まえて指導者として何をすべきなのかをまとめていきます。
そこで、今回は「ボッチャ指導者が果たすべき役割」についてです。
- ボッチャの指導をしようと思うけど何をどうしたらいいのかわからない・・・
- 指導者としての役割ってなに?
- ボッチャ指導者が果たすべき役割について
- ボッチャ指導者ってどうやってなれるのかについて
それではボッチャ指導者の果たすべき役割についてお話します。
KOJ
- 「KOJのボッチャ教室」のブログ管理者
- 作業療法士
- ボッチャ指導者
- 女の子と男の子の二児の親
ボッチャ指導者が果たすべき役割
- 将来像と戦略を明確にする
- 環境を整える
- 人間関係を整える
- 練習の実施と試合の準備
- 指導する現場の理解と対応
- 指導方法を振り返りアップデート
将来像と戦略を明確にする
指導者がどのような思いをもってボッチャを指導するか、参加者がどんな思いでボッチャの活動に参加しているかを明確にするということです。
たとえば、ボッチャというスポーツはまだまだ知名度が低いスポーツです。このようなボッチャというスポーツであれば普及活動を重点において知名度をあげていくことから進めていくことを始めにやっていきます。
まずは体験会など様々な場所に出向いてボッチャというスポーツを広め多くの人の目につくように活動をし、いずれば大会にでられる競技者を育成していくという段取りをとっていけばいいと思います。
誰も知らないのにいきなり参加者をみつけ競技者へと育成するのは難しいです。
また、参加者がいたとしても何を目的に参加しているのかを知ることが重要です。ボッチャの選手になるぞって思って参加する人が最初からいるかというところです。
ボッチャをやってみて楽しいな、負けたくないな、上手くなりたい、大会に出れるように頑張りたい!
こんなふうに気持ちが変わっていくと思います。
ボッチャを楽しみたい人に競技者になるように徹底的に練習をさせたらボッチャから離れていくでしょう。
- 将来どういうふうにしたいのか
- いまは何をするべきか
こういったことを明確にすることが必要です。
環境を整える
ボッチャの参加者が安全に参加し技術を高められるように環境を整備していきます。物理的には練習する会場やボッチャに必要な用具の準備です。しかし、物理的なモノだけでなく人的環境も整えるべき環境の一つです。
物理的環境とは言うまでもなく体育館などの会場についてです。体育館などは色んな団体が利用しますので定期的に体育館などを使用できるように予約などの手続きが必要です。またボッチャの用具をそろえることも大変です。ボッチャボールのセットをそろえる必要があります。
ボッチャボールの値段知ってますか?レクではなくスポーツ競技としてやろうと思うとなかなかの値段になります。私が準備したのはケンコーのボッチャボールセットで1セット8万円くらいします。
このセットを2セット・3セットとそろえていくにはかなりの予算が必要になります。
なにか補助金はないだろうか?なにか助成事業はないだろうか?という情報を集めたり申請したりすることが必要になります。
人的環境とは参加者のチーム編成や指導者を集めて継続した運営が出来るようにすることです。
一人では限界がくるので頼れる仲間をあつめ一緒にスクールの運営やスポーツ大会などの企画をすすめられるようにしていく必要があります。
私はボッチャ教室を運営していますが、私が参加できない時でも代わりにボッチャ教室をやってくれる人材を集めたり教育していくことも必要だと感じています。実際どうにもならなくなるときがあって代わりにボッチャ教室をやってくれる仲間がいるのはすごく助かりました。
人間関係を整える
ボッチャの指導において人間関係はけっこう頭を抱えることがあります。
- 指導者と参加者との関係
- 指導者と指導者の関係
- 参加者と参加者の関係
ボッチャの指導は必ず相手がいます。指導者の考えを伝えることも重要ではありますが、参加者がどのような考えなのかも理解する必要があります。この指導者と参加者の考え方のずれから関係性が崩れてしまうこともあります。
また、ボッチャ指導者間でも得意・不得意があると思います。指導のしかたもそれぞれ違います。どんな指導スタイルなのか見極めながらも最終的に目標や目的を共有できる関係を整える必要があります。
参加者と参加者の関係性もその場の雰囲気に影響を与えます。楽しみたい人と競技者として目指している人とでは考え方が違います。ラインを少し踏んだくらい気にしないで楽しんでいると競技者はそれを否定します。
- 楽しむゲームをする!
- 本気のルールでゲームをする!
こういったように今はどんなゲームなのかを明確にすることで参加者間の関係性もコントロールできます。
練習の実施と試合の準備
目標や目的を達成するための練習方法を立案し実施します。そして、試合に向けた様々な準備を行っていきます。
具体的にはボッチャの技をいくつか指導して練習をしてもらいます。
ボッチャの技を知ることで試合に勝てる確率があがりますから。
指導する現場の理解と対応
指導する現場には様々な課題があります。それは、指導する参加者や指導する指導スタッフの違いによって刻一刻と課題が変わっていきます。
ボールの持ち方が分からないのにボッチャの技を教えるのは早いですし、自分の投げるフォームを確立しているのにボールの持ち方を教えては意味がなくなります。
また、指導者は参加者の理解が必要です。メンタルが弱い人に対して強い口調での指導は適していません。
このほかにも参加者個人個人に個性があり指導する側にも個性があります。
そういった中でも最善と判断したことを実際に行動に移していく必要があります。
指導方法を振り返りアップデート
その時に最善と判断して指導したことに対して振り返ることが重要です。
多角的な視点で指導した内容がどう良かったのか、不足なことはなかったかを見つめなおしましょう。そして良かった点はそのまま継続していく、不足だった点は改善を繰り返しながら指導方法をアップデートしていきましょう。
ボッチャ指導者(指導員)になる方法
日本ボッチャ協会が開催するボッチャ指導者講習会を受講する
日本ボッチャ協会が公認する資格としてボッチャ指導者があります。
必要な講習会に参加することで指導者資格を取得することができるんです。
ボッチャの指導を考えている人はぜひボッチャ指導者を目指しましょう!
まとめ
ボッチャ指導者が果たすべき役割は6つあります。
- 将来像と戦略を明確にする
- 環境を整える
- 人間関係を整える
- 練習の実施と試合の準備
- 指導する現場の理解と対応
- 指導方法を振り返りアップデート
ボッチャ指導者として6つのことを理解し、より良い指導ができるように参加者と一緒に成長していきましょう。
ボッチャは年齢・性別・障がいも関係なく楽しくできるスポーツです。
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