こんにちは、作業療法士でありボッチャ指導者のKOJです。
作業療法士として職務していると地域から介護予防教室の依頼がまいこんできます。
私の場合は介護予防教室の担当になっていて月に1から2回の依頼があります。
私の経験談になりますが、介護予防教室って内容が転倒予防とかをテーマに依頼されることが多いんですのね。もちろん自宅で転ばないで生活できるようにって大事なので転倒予防がテーマになるんだと思うんですが私たちが行かない月にも体操などやるかっていったらやらないところが多いようです。
作業療法士の先生が来て体操を教えてくれるよ!的なイベントになっているような感じになっていてはダメですよね。
そこで今回の記事ですが「介護予防教室でボッチャ」についてです。
- ボッチャは介護予防教室でできるの?
- ボッチャを介護予防教室に取り入れる際はボールとかコートはどうしたらいいんだろう・・・
- ボッチャを介護予防教室で始める考え方について
- ボッチャのボールやコートをどうするべきかについて
それではボッチャを介護予防教室で始めていく方法をお話します。
KOJ
- 「KOJのボッチャ教室」のブログ管理者
- 作業療法士
- ボッチャ指導者
- 女の子と男の子の二児の親
介護予防教室でボッチャを使って地域を動かす考え方
介護予防教室って高齢者が各地の公民館などに集まって行われているんですよね!
みんなで集まってお話ししたり体操したり。
そんな高齢者が集まる場所でボッチャが盛んになり高齢者が中心になって地域対抗のボッチャ大会を開く!
目標になる大会があれば練習のために集まって体を自然に動かして行きます。
この活動を作業療法士がサポートしながら地域を動かしていってはどうでしょうか。
そんな地域を動かすことができる活動ができると思うとワクワクしますよね。
その一歩に介護予防教室でボッチャを普及させていく取組をしていきましょう。
介護予防教室で使うボッチャボールを手に入れる方法
- ボッチャボールを購入する
- ボッチャボールを借りる
- ボッチャボールを作る
ボッチャボールを購入する
介護予防教室を行うための予算があるなら購入がおすすめです。レク用であれば25,000円前後のもので良いかと思います。
ただし、私が使ってみて硬すぎる物は遊びにしかならないので適度な柔らかさをかねたものがおすすめです。
こちらのボールは適度に柔らかく狙ったところに投げることもできて本格的にも楽しめるボッチャボールセットです。
ボッチャボールを借りる
最寄りにボッチャをやっている団体があれば連絡してみるのが良いかと思います。
ボッチャの活動をされている方はボッチャが普及してほしいと思っているのでボールセットとともに講師としても来てくれる可能性があります。
連絡する時は、「介護予防教室でボッチャをしたいと思うのでボッチャボールを貸してください」といったように具体的に話してみましょう。
その他として、市区町村の障害福祉課に連絡してみましょう!
ボッチャボールセットを持っていて貸し出ししている可能性があります。
ボッチャボールを作る
ボッチャボールを自分で作ることは可能です。でも、結構手間がかかって大変かもです。
1回や2回程度の活動ならいいかもしれませんが何度もゲームしていると自作ボールだと壊れてしまいます。
介護予防教室に行くことが少ないのであればいいかもしれませんが…
何度も修正しないといけなくなります。
できればレク用でいいので購入するほうがおすすめです。
介護予防教室のボッチャコートの作り方
準備するもの
- 養生テープ
- メジャー
コートを作る際の考え方
ボッチャのコートといえば縦が12.5mで横が6mですよね。
コートについて知らない方はこちらの記事をご覧ください。
記事:ボッチャコートについて
介護予防教室でボッチャコートを作る場合は正式なサイズのコートを作ることは難しいと思います。
なぜかというと、介護予防教室を体育館で行うことはほとんどないからです。
私が呼ばれて行く介護予防教室はちょっとしたホールや公民館などの少し広いところです。
まず、縦12.5mなんてあるところで介護予防教室をやったことがありません。会場になる場所の広さに合わせてコートを作りましょう!
ボッチャコートのサイズとデザイン
介護予防教室で作るコートは会場の広さに合わせて作ります。
介護予防教室ではレクの要素を多めにしたいので、スローイングボックスは2つにします。
コートを作る時のサイズの決め方
- 投球できるスペースを考えてスローイングラインの位置と横幅を決める
- エンドライン側に待っている人が休憩できるスペースを考えてサイドラインの縦の長さを決める
このスローイングラインとサイドラインを決めて四角のサイズを決めた後は下の図をイメージしてジャックボールラインとクロスをデザインすれば完成です。
今回はスローイングラインは4mでサイドラインは5mに設定した図になります。
まとめ
介護予防教室でボッチャを使って地域を動かす考え方として
ボッチャを介護予防教室で普及させ、目標となる大会を開催する。
大会を目標とした地域に住む高齢者の意識を変えていく。
ボッチャで地域を動かうことに作業療法士が関わる。
楽しみですよね。
介護予防教室でボッチャをするためにはボールが必要になります。
介護予防教室で使うボッチャボールを手に入れる方法としては
- ボッチャボールを購入する
- ボッチャボールを借りる
- ボッチャボールを作る
介護予防教室のボッチャコートの作り方
- 投球できるスペースを考えてスローイングラインの位置と横幅を決める
- エンドライン側に待っている人が休憩できるスペースを考えてサイドラインの縦の長さを決める
その後にジャックボールラインとクロスをデザインしましょう。
一緒にボッチャを楽しもう。
ボッチャは年齢・性別・障がいも関係なく楽しくできるスポーツです。
レッツチャレンジ!