サッカーが大好きな小学6年生の息子。

ここ数か月で身長がぐんと伸び、「大きくなったな」と成長をうれしく感じていました。

「膝が痛い」

ところがある日、「膝が痛い」と言い始めたのです。

最初は「成長痛かな」と思っていましたが、練習のたびに痛みを訴えるようになり、よく見ると膝のお皿の下の骨が少し出っ張っていました。

私は作業療法士として働いています。オスグッドという病気も知っていました。それでも、自分の子どものことになると「大丈夫だろう」「もう少し様子を見よう」と、どこか希望的に考えてしまうものです。

心配になり整形外科を受診した結果、診断はオスグッド病でした。

診断を受けて少し安心した反面、「サッカーは続けられるの?」「これからどうすればいいんだろう」と、親として新たな不安も生まれました。

この記事では、息子がオスグッドと診断されるまでの経緯や、整形外科で教えてもらったこと、実際に購入したサポーター、そして父親として感じたことを、同じように悩む保護者の方へ向けてお伝えしたいと思います。

もし今、お子さんが「膝が痛い」と話しているなら、この体験が少しでも参考になればうれしいです。

身長が急に伸びた息子に起きた変化

小学6年生になった息子は、この数か月で身長が一気に伸びました。

以前まで着ていた洋服はあっという間に小さくなり、サッカー用のスパイクもサイズアップ。「もうこんなに大きくなったんだな」と、親として成長をうれしく感じていました。

サッカーが大好きで、週に何度も練習へ行き、休日は試合に参加する毎日。元気いっぱいにボールを追いかける姿を見るのが楽しみでした。

しかし、その成長と同じ時期に、思いもよらない変化が起こりました。

それが「膝の痛み」です。

最初はよくある成長期の痛みだと思っていましたが、少しずつ気になるようになっていきました。

サッカーの練習後に「膝が痛い」と言い始めた

ある日の練習後、息子が何気なく「膝が痛い」と話してきました。

激しくぶつかったわけでも、転んだわけでもありません。

「走ると痛い。」
「シュートを打つと痛い。」
「練習が終わると特に痛くなる。」

そんな話を聞きながら、最初は疲れがたまっているのかなと思っていました。

それでも翌週、またその次の週と、同じように膝の痛みを訴える日が続きました。

ある日、膝を見てみると、お皿の下にある骨が少し出っ張っていることに気付きました。

「これは、もしかして…。」

作業療法士として働く私は、その瞬間にオスグッドという病気が頭をよぎりました。

成長痛だと思って様子を見ていた

正直に言うと、最初は「成長痛かもしれない」と思っていました。

身長が急に伸びる時期ですし、少し休めば良くなるだろうと考えていたのです。

それに何より、息子自身が「サッカーは休みたくない」と話していました。

試合も近く、チームメイトと一緒にプレーしたい気持ちが強かったのでしょう。

親としても、その気持ちを応援したい反面、「無理をさせていいのだろうか」という迷いがありました。

私は仕事で体のことを学んできましたが、自分の子どものことになると冷静ではいられません。

「もう少し様子を見よう。」
「きっとすぐに良くなる。」

そんな思いと、「早く病院へ行った方がいいのでは」という気持ちの間で揺れていました。

結果的には、この時点で整形外科を受診する決断をしたことが、親として良かった選択だったと今では感じています。

整形外科を受診してオスグッドと診断

「このまま様子を見ていても大丈夫なのだろうか。」

そんな不安が大きくなり、息子を連れて整形外科を受診しました。

サッカーを頑張っているからこそ、痛みの原因をはっきりさせたい。そして、できるだけ長く好きなサッカーを続けてほしい。そんな思いで病院へ向かいました。

結果として、早めに受診して本当に良かったと感じています。

膝のお皿の下の骨が出っ張っていた

診察で最初に先生が確認したのは、膝の状態でした。

息子の膝を見ると、お皿の下にある骨が少し前へ出っ張っています。

先生がその部分を軽く押すと、「そこが痛い」と息子。

走ったり、ジャンプしたり、ボールを蹴ったりすると痛みが強くなることも伝えると、「オスグッド病の可能性が高そうですね」と説明を受けました。

身長が急激に伸びる時期は、骨の成長に筋肉や腱の柔軟性が追いつかず、太ももの前の筋肉が膝のお皿の下を強く引っ張ってしまうことがあります。

特にサッカーのようにダッシュやキックを繰り返すスポーツでは起こりやすく、小学生から中学生にかけて多く見られるとのことでした。

レントゲン検査で分かったこと

診断を確かめるために、レントゲン検査を受けました。

画像を見ながら先生が説明してくださり、膝のお皿の下にある骨の成長する部分に負担がかかっていることが分かりました。

そして正式な診断は**「オスグッド病(オスグッド・シュラッター病)」**でした。

病名を聞いた瞬間は驚きましたが、一方で「原因が分かってよかった」という安心感もありました。

痛みの正体が分からないまま過ごすよりも、原因がはっきりしたことで、これからどのように向き合っていけばいいのかを考えられるようになったからです。

医師から教えてもらった今後の過ごし方

私が一番気になっていたのは、

「サッカーは続けても大丈夫ですか?」

ということでした。

先生からは、「痛みが強いときは無理をしないことが大切ですが、痛みを見ながら運動量を調整すれば、必ずしもサッカーをやめる必要はありません」と説明を受けました。

また、今後は次のようなことを意識するようアドバイスをいただきました。

  • 練習後はしっかりアイシングを行う
  • 太ももの前後を中心にストレッチを続ける
  • 痛みが強い日は練習量を調整する
  • サポーターを活用しながら膝への負担を軽減する

私たちも帰宅後すぐに、サッカー用のサポーターとしてZAMST JKバンドを購入しました。

息子にとって大好きなサッカーは、生活の大きな楽しみです。

だからこそ「無理をして続ける」のではなく、「痛みとうまく付き合いながら長く続ける」ことが大切なのだと、今回の受診を通して親子で学ぶことができました。

サッカーは続けられる?親として悩んだこと

オスグッドと診断され、原因が分かったことには安心しました。

しかし、安心したのも束の間。

今度は「これからサッカーを続けてもいいのだろうか」という新たな悩みが生まれました。

親としては膝を悪化させたくない。でも、息子からサッカーを取り上げたくもない。

正解が分からないからこそ、何が一番良い選択なのかを何度も考えました。

息子が一番心配していたのは「試合に出られるのか」

病院から帰る車の中で、息子が最初に口にした言葉は、

「試合には出られるの?」

という一言でした。

痛みよりも、サッカーができなくなることの方が不安だったのでしょう。

毎日一生懸命練習し、仲間と同じ目標に向かって頑張ってきた息子にとって、試合は特別な存在です。

「休まなきゃいけないかもしれない。」

そんな現実を受け入れることは、小学6年生の息子にとって簡単なことではありません。

親としてその気持ちは痛いほど分かります。

だからこそ、「絶対に休みなさい」とも、「大丈夫だから頑張れ」とも簡単には言えませんでした。

医師からは「痛みを見ながら運動量を調整していきましょう」と説明を受けていたため、息子とも話し合いながら、その日の体調や痛みを確認して練習に参加することにしました。

無理をしないこと。

でも、好きなサッカーを諦めないこと。

親子でそう決めた瞬間だったと思います。

無理をさせるべきか、休ませるべきか

今回の出来事で一番悩んだのは、「どこまでなら頑張っていいのか」ということでした。

休ませすぎると体力や技術が落ちてしまうかもしれない。

一方で、無理を続ければ痛みが悪化してしまう可能性もあります。

私自身、作業療法士として体の仕組みは理解しています。

それでも、自分の子どものことになると、「これで本当にいいのかな」と何度も迷いました。

だからこそ、親だけで判断しようとせず、医師や指導者とも相談しながら進めていくことの大切さを改めて感じました。

現在は、練習前後のストレッチやアイシングを欠かさず行い、痛みが強い日は無理をしないよう親子で約束しています。

そして、少しでも膝への負担を減らせるように、ZAMST JKバンドも使い始めました。

オスグッドはすぐに治るものではありません。

だからこそ、「頑張り続ける」ではなく、「長くサッカーを楽しむために上手に付き合っていく」。

今はその考え方が、親子にとって一番大切なのではないかと感じています。

実際に購入したZAMST JKバンド

整形外科を受診し、オスグッドと診断されたあと。

「少しでも膝への負担を減らしてあげたい。」

そんな思いから、サッカー用のサポーターを探し始めました。

スポーツ用品店やインターネットでさまざまな商品を比較しましたが、最終的に私たちが選んだのはZAMST JKバンドでした。

サポーターを着ければオスグッドが治るわけではありません。

それでも、少しでも安心してプレーできる環境を作ってあげたいというのが親としての正直な気持ちでした。

購入を決めた理由

購入の決め手は、オスグッドで悩む子どもたちにも使われている実績があり、スポーツをしながら装着しやすいという点でした。

サッカーは走る・止まる・方向転換を繰り返す競技です。

そのため、厚みのあるサポーターでは動きにくくなってしまいます。

一方、ZAMST JKバンドは膝のお皿の下をピンポイントで支える構造になっており、動きやすさを保ちながら膝への負担を軽減できる点に魅力を感じました。

実際に装着してみると、息子も「これなら気にならない」と話しており、違和感は少なかったようです。

もちろんサポーターだけに頼るのではなく、医師からのアドバイスも踏まえて購入を決めました。

装着して感じたこと

初めて練習で使用した日、帰宅した息子に真っ先に聞いたのは、

「どうだった?」

という一言でした。

すると、

「前より走りやすかった。」
「膝の痛みが少し楽だった気がする。」

という感想が返ってきました。

もちろん症状には個人差があり、サポーターだけで痛みがなくなるわけではありません。

それでも、「安心してプレーできる」という気持ちが生まれたことは、息子にとって大きな変化だったように感じます。

親としても、少しでも笑顔でサッカーを楽しむ姿を見られたことは、本当にうれしい出来事でした。

今後もストレッチやアイシングを続ける予定

今回の経験を通して感じたのは、オスグッド対策はサポーターだけでは完結しないということです。

サポーターはあくまでもサポート役。

本当に大切なのは、日頃のケアを続けることだと思っています。

我が家では、

  • 練習前後のストレッチ
  • 練習後のアイシング
  • 痛みが強い日は無理をしない
  • 痛みの変化を親子で話し合う

この4つを習慣にしていこうと決めました。

サッカーが大好きな息子だからこそ、「今だけ頑張る」のではなく、「これからも長くサッカーを楽しめる体」を大切にしてほしいと思っています。

オスグッドは親にとっても子どもにとっても不安な出来事ですが、正しい知識を持ち、無理をせず向き合っていけば、好きなスポーツを続けられる可能性は十分あります。

今回の経験が、同じように悩むご家庭の参考になれば幸いです。

作業療法士でも、自分の子どものことになると迷う

私は作業療法士として、これまで多くの方の身体や生活に関わってきました。

痛みの原因を考えたり、体の使い方をお伝えしたりすることは仕事の一つです。

そのため、息子の膝を見たとき、「もしかしたらオスグッドかもしれない」という考えは頭に浮かんでいました。

それでも、自分の子どものことになると、驚くほど冷静ではいられませんでした。

専門職だから迷わないわけではない。

むしろ親だからこそ、迷ってしまうのだと今回あらためて感じました。

知識があっても親としては不安になる

「成長痛かもしれない。」

「数日休めば良くなるかもしれない。」

「もう少し様子を見ても大丈夫かな。」

そんな気持ちが何度も頭をよぎりました。

一方で、「もしオスグッドだったら」「無理をさせて悪化したらどうしよう」という不安もありました。

知識があるからこそ、いろいろな可能性を考えてしまい、かえって判断が難しくなることもあります。

仕事であれば、症状や経過を整理し、客観的に考えることができます。

しかし、自分の子どもの痛そうな表情を見ると、どうしても親としての感情が先に出てしまいます。

「痛いけど頑張る。」

そう言ってサッカーへ向かう息子の姿を見るたびに、「応援したい」という気持ちと、「無理をさせたくない」という気持ちが何度も交錯しました。

親である以上、この迷いはきっと自然なことなのだと思います。

もっと早く受診しても良かったと思った

今回振り返ってみると、一つだけ感じていることがあります。

それは、「もう少し早く整形外科を受診しても良かった」ということです。

もちろん、結果的に大きな問題にはなりませんでした。

ですが、原因が分からないまま不安を抱えていた時間は、親子にとって決して短くありませんでした。

診断を受けたことで、痛みの原因がはっきりし、今後どのように付き合っていけばいいのかが見えてきました。

それだけでも、親としてはとても安心できました。

もしこの記事を読んでいる方のお子さんが、

  • サッカーやスポーツのあとに膝を痛がる
  • 膝のお皿の下が出っ張ってきた
  • 「成長痛かな」と様子を見ている

そんな状況であれば、一度整形外科で相談してみることをおすすめします。

診断を受けたからといって、すぐにスポーツを諦めることになるとは限りません。

むしろ、早めに原因を知ることで、お子さんに合ったケアや練習方法を考えられるようになります。

今回の出来事を通して私が学んだのは、「専門知識があること」と「親として納得できること」は別だということでした。

だからこそ、これからも父親として悩みながら、息子の成長を一番近くで応援していきたいと思います。

同じように悩む保護者の方へ伝えたいこと

今回、息子がオスグッドと診断され、私自身もたくさんのことを考え、学びました。

「もっと早く気づいてあげられたかもしれない。」

「この判断で本当に良かったのだろうか。」

そんな気持ちになることもありました。

でも、きっと同じように悩んでいる保護者の方は少なくないと思います。

だからこそ、この経験を通して感じたことを、最後にお伝えしたいと思います。

「成長痛だから大丈夫」と決めつけない

子どもが成長期を迎えると、「成長痛かな」と思う場面は少なくありません。

私自身も、最初はそう考えていました。

もちろん、実際に成長に伴う一時的な痛みであることもあります。

しかし、今回のようにオスグッドなど、適切なケアや運動量の調整が必要なケースもあります。

特に、

  • スポーツをすると痛みが強くなる
  • 膝のお皿の下が出っ張っている
  • 同じ場所を何度も痛がる

といった様子が見られる場合は、「もう少し様子を見よう」と我慢せず、一度整形外科で相談してみることをおすすめします。

病院を受診することは、大げさなことではありません。

原因が分かることで、親も子どもも安心して次の一歩を踏み出せることがあります。

子どもの「やりたい」を支えながら見守ることが大切

息子は診断を受けたあとも、「サッカーを続けたい」という気持ちは変わりませんでした。

その姿を見て、私は「止めること」よりも、「どうすれば長く続けられるか」を一緒に考えることが大切なのだと感じました。

もちろん、痛みがある日は休む勇気も必要です。

無理をしないことは、決して逃げることではありません。

これから先も好きなスポーツを楽しむために、自分の体を大切にすることも、成長の一つだと思います。

親にできることは、子どもの代わりにプレーすることではありません。

痛みに気づき、話を聞き、必要なときは専門家の力を借りながら、一番近くで応援し続けることではないでしょうか。

今回、オスグッドという出来事を通して、私たち親子は「サッカーを頑張ること」だけではなく、「体と向き合うこと」の大切さも学ぶことができました。

この記事が、今まさに同じ悩みを抱えている保護者の方にとって、「一人じゃない」と感じられるきっかけになれば、とてもうれしく思います。

まとめ|オスグッドは親子で向き合っていける

息子がオスグッドと診断された日は、正直、不安な気持ちでいっぱいでした。

「これからもサッカーを続けられるのだろうか。」
「もっと早く病院へ連れて行けば良かったのではないか。」

そんな思いが何度も頭をよぎりました。

しかし、整形外科を受診して原因が分かり、医師から今後の過ごし方を教えていただいたことで、親子ともに気持ちが少し楽になりました。

オスグッドは、すぐに治るものではありません。

だからといって、好きなスポーツを諦めなければならないとも限りません。

大切なのは、無理をしないこと。

そして、ストレッチやアイシング、サポーターの活用など、その時々の体の状態に合わせたケアを続けながら、上手に付き合っていくことだと思います。

今回の出来事を通して、私は作業療法士としてだけではなく、一人の父親として多くのことを学びました。

専門知識があっても、自分の子どものことになると迷います。

それでも、親子で話し合い、医師や周りの方の力も借りながら、一歩ずつ進んでいけば大丈夫。

そう感じられる経験になりました。

もし今、お子さんが「膝が痛い」と話していたり、「成長痛だから大丈夫かな」と迷っていたりする保護者の方がこの記事を読んでくださっているなら、一人で悩みすぎないでください。

お子さんの話に耳を傾け、必要であれば医療機関へ相談し、一緒に向き合っていくことが何より大切だと思います。

そして、お子さんにとっても、保護者にとっても、オスグッドは決して「スポーツを諦めるための診断」ではありません。

親子で協力しながら体を大切にし、好きなことを長く続けていくためのきっかけになれば、それはきっと意味のある経験になるはずです。

息子も今、ストレッチやアイシングを続けながら、大好きなサッカーと向き合っています。

これからも父親として、一番近くで応援し続けたいと思います。

この記事が、同じような悩みを抱えるご家庭にとって、少しでも安心につながれば幸いです。

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