作業療法士が選ぶ高齢者見守りカメラおすすめ5選|離れて暮らす家族も安心するために
離れて暮らす高齢の親が元気に過ごしているか、不安を感じることはありませんか。
と悩むご家族は少なくありません。
そんなときに役立つのが、高齢者向けの見守りカメラです。最近では、スマートフォンから自宅の様子を確認できるものや、会話ができる双方向通話機能、人や動きを検知して通知してくれる機能など、見守りに役立つ便利な製品が増えています。
しかし、種類が多く、「どれを選べばいいのかわからない」と迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、作業療法士として高齢者の生活を支援してきた経験をもとに、高齢者が安心して暮らせる見守りカメラの選び方と、おすすめの見守りカメラ5選をわかりやすく紹介します。
離れて暮らすご家族の安心につながる一台を見つけるために、ぜひ最後までご覧ください。
高齢者見守りカメラがおすすめな理由

高齢者見守りカメラは、離れて暮らす家族が安心して日常生活を送るための心強いサポートアイテムです。
高齢になると、転倒や体調の急な変化、物忘れなどのリスクが少しずつ高まります。しかし、毎日様子を見に行くことは難しく、「元気に過ごしているかな」と心配になる方も多いでしょう。
見守りカメラを活用すれば、必要なときにスマートフォンから自宅の様子を確認できるため、過度に干渉することなく高齢者の生活を見守れます。
ここでは、高齢者見守りカメラがおすすめな理由を3つ紹介します。
離れて暮らす家族の安心につながる
離れて暮らしていると、電話に出ないだけでも「何かあったのでは」と不安になることがあります。
見守りカメラがあれば、スマートフォンから室内の様子を確認できるため、普段どおり生活していることがわかるだけでも大きな安心につながります。
また、双方向通話機能を搭載したモデルなら、「元気?」「ご飯は食べた?」など気軽に声をかけることも可能です。
毎日訪問することが難しいご家族でも、適度な距離感を保ちながら見守れる点が大きなメリットといえるでしょう。
転倒や体調の変化に早く気づける
高齢者の事故で特に多いのが、自宅内での転倒です。
作業療法士として多くの高齢者と関わる中でも、「転倒後に長時間動けなかった」「体調が悪くても誰にも気づいてもらえなかった」というケースを見てきました。
見守りカメラは医療機器ではありませんが、動きが長時間見られない場合や、普段と違う様子に早く気づくきっかけになります。
動体検知機能や通知機能が搭載されたモデルであれば、異変を知らせてくれるため、必要に応じて電話をしたり近くの家族へ連絡したりと、迅速な対応につなげやすくなります。
高齢者の自立した生活を見守れる
「心配だから同居したほうがいい」と考えるご家族もいますが、高齢者の多くは住み慣れた自宅で生活を続けたいと希望しています。
見守りカメラは、常に介護をするためのものではなく、高齢者が自分らしく暮らし続けることを支えるためのツールです。
必要なときだけ様子を確認できるため、過度な干渉になりにくく、高齢者のプライバシーや生活リズムを尊重しながら見守ることができます。
作業療法士の視点から見ても、「できることは自分で行い、必要なときだけ支援を受ける」という環境づくりは、自立した生活を長く続けるうえで非常に大切です。
見守りカメラを上手に活用することで、高齢者の安心と家族の安心、その両方を支えることができるでしょう。
高齢者向け見守りカメラの選び方

見守りカメラは多くのメーカーから販売されており、機能や価格もさまざまです。
「どれを選べばいいのかわからない」という方は、見守りに必要な機能が備わっているかを確認することが大切です。
ここでは、作業療法士の視点から、高齢者向け見守りカメラを選ぶ際に押さえておきたいポイントを紹介します。
スマホから簡単に確認できるか
見守りカメラは、スマートフォンから簡単に映像を確認できるモデルがおすすめです。
専用アプリを使えば、自宅にいなくても外出先から高齢者の様子をリアルタイムで確認できます。
「今日は普段どおり過ごしているかな」「電気がついているから起きているな」といった日常の様子を気軽に確認できるため、離れて暮らす家族の安心につながります。
アプリの操作がシンプルで、複数の家族で映像を共有できる製品を選ぶと、より使いやすいでしょう。
双方向通話機能があるか
見守りだけでなく、会話もできる双方向通話機能があると便利です。
カメラにマイクとスピーカーが搭載されているモデルなら、スマートフォンから直接話しかけたり、高齢者の声を聞いたりできます。
「ご飯は食べた?」「体調はどう?」といった声かけができることで、高齢者も安心感を得られます。
また、電話に出られない状況でもカメラを通じて呼びかけられるため、日常のコミュニケーションツールとしても活躍します。
夜間でも見やすい暗視機能付きがおすすめ
高齢者は夜間にトイレへ行く機会も多いため、暗視機能(ナイトビジョン)が搭載されたモデルを選びましょう。
暗い部屋でも赤外線カメラによって映像を確認できるため、照明をつけなくても様子を把握できます。
夜間の転倒は大きなケガにつながることもあるため、暗い時間帯でも確認できる機能は、見守りカメラを選ぶうえで重要なポイントです。
動体検知・通知機能があると安心
動体検知機能が搭載された見守りカメラなら、人の動きを感知してスマートフォンへ通知を送ってくれます。
例えば、普段起きる時間に動きがない場合や、人の動きを検知したタイミングを確認したい場合などに役立ちます。
また、カメラによってはAIが人物を識別したり、泣き声や大きな音を検知したりする高機能モデルもあります。
必要なタイミングだけ通知を受け取れる設定ができる製品を選ぶと、通知が多すぎて負担になることも防げます。
設置しやすく工事不要のモデルを選ぶ
初めて見守りカメラを導入するなら、工事不要で簡単に設置できるモデルがおすすめです。
コンセントに接続し、Wi-Fi設定を行うだけで利用できる製品が多く、専門業者に依頼する必要はありません。
リビングや寝室など見守りたい場所へ自由に設置できるため、生活スタイルに合わせて使いやすいのも魅力です。
作業療法士としては、生活動線を確認しやすいリビングや、転倒リスクが気になる場所が映る位置に設置することをおすすめします。
無理に家全体を映そうとするのではなく、高齢者が普段長く過ごす場所を中心に設置することで、必要な見守りがしやすくなるでしょう。
作業療法士が選ぶ高齢者見守りカメラおすすめ5選

高齢者向けの見守りカメラは、「映像が見られる」だけでなく、操作のしやすさや見守り機能の充実度も重要です。
ここでは、作業療法士の視点から、離れて暮らす高齢者の見守りにおすすめできるカメラを5つ紹介します。
SwitchBot 見守りカメラ
SwitchBot 見守りカメラは、初めて見守りカメラを導入する方にもおすすめの人気モデルです。
フルHD画質で映像が鮮明なだけでなく、首振り機能(パン・チルト)により部屋全体を確認できます。
主な特徴は以下のとおりです。
- フルHD画質で映像がきれい
- スマホからいつでも映像を確認可能
- 双方向通話機能付き
- 暗視機能で夜間も見守れる
- 動体検知・通知機能を搭載
- SwitchBot製品との連携も可能
価格と機能のバランスが良く、見守りカメラ選びで迷ったらまず候補に入れたい1台です。
TP-Link Tapo C210
TP-Link Tapo C210は、コストパフォーマンスに優れた見守りカメラです。
2Kの高画質映像に加え、360°の首振り機能で部屋全体をしっかり確認できます。
主な特徴は以下のとおりです。
- 2K高画質で細かな様子まで見やすい
- 水平方向360°・上下114°の首振り
- 動体検知でスマホへ通知
- 双方向通話機能付き
- microSDカードへ録画可能
価格を抑えながら高性能なカメラを探している方におすすめです。
Panasonic 屋内HDカメラ
Panasonicの屋内HDカメラは、国内メーカーならではの安心感と使いやすさが魅力です。
スマートフォンから映像を確認できるだけでなく、人感センサーや音センサーなど、見守りに役立つ機能も充実しています。
主な特徴は以下のとおりです。
- 国内メーカーならではの安心感
- 人感・音・温度センサーを搭載したモデルもある
- 双方向通話機能付き
- 暗視機能対応
- 操作しやすい専用アプリ
機械が苦手なご家族でも、信頼性を重視したい方におすすめです。
Google Nest Cam
Google Nest Camは、AI機能を活用した高性能な見守りカメラです。
人物や動きを識別して必要な通知だけを受け取れるため、不要な通知が少なく快適に利用できます。
主な特徴は以下のとおりです。
- AIによる人物検知機能
- 高画質で映像が鮮明
- 双方向通話機能付き
- 夜間撮影対応
- Google Homeとの連携が可能
Google製品を利用している家庭や、より高機能な見守りをしたい方に向いています。
ATOM Cam 2
ATOM Cam 2は、リーズナブルな価格ながら必要な機能が充実した人気モデルです。
小型で設置場所を選ばず、初めての見守りカメラとしても導入しやすいでしょう。
主な特徴は以下のとおりです。
- 手頃な価格で導入しやすい
- フルHD画質
- 暗視機能付き
- 動体検知・通知機能
- 双方向通話対応
- コンパクトで設置しやすい
できるだけ費用を抑えて見守りを始めたい方におすすめです。
作業療法士からのアドバイス
見守りカメラは「高性能だから良い」というわけではありません。
作業療法士としておすすめしたいのは、ご本人が安心して生活でき、ご家族も無理なく見守れる製品を選ぶことです。
特に以下の機能が備わっているモデルを選ぶと、日常生活の見守りがしやすくなります。
- スマホで簡単に確認できる
- 双方向通話ができる
- 夜間でも映像が見える暗視機能
- 動体検知・通知機能
- 工事不要で設置が簡単
見守りカメラは、監視するためではなく、高齢者が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けるためのサポートツールです。
ご本人やご家族の生活スタイルに合った一台を選び、安心できる見守り環境を整えましょう。
高齢者見守りカメラを設置する際の注意点

見守りカメラは、高齢者や離れて暮らす家族に安心をもたらす便利なアイテムですが、設置する際にはいくつか注意したいポイントがあります。
設置方法を間違えると、ご本人にストレスを与えてしまったり、十分に機能を活かせなかったりすることもあります。
ここでは、見守りカメラを導入する前に確認しておきたい3つのポイントを紹介します。
本人や家族の同意を得て設置する
見守りカメラを設置する際に最も大切なのは、ご本人の同意を得ることです。
「安全のためだから」と家族だけで決めてしまうと、「監視されているようで嫌だ」と感じ、精神的な負担になってしまう場合があります。
見守りカメラは監視するためのものではなく、万が一のときにすぐ対応できるようにするためのサポートツールです。
設置前には、「離れていても安心したいから」「何かあったときにすぐ気づけるようにしたい」と目的を丁寧に説明し、ご本人に納得してもらうことが大切です。
また、家族間でも「誰が映像を確認するのか」「どのような場合に確認するのか」といったルールをあらかじめ決めておくと、安心して利用できます。
プライバシーに配慮した設置場所を選ぶ
見守りカメラは、設置場所にも十分な配慮が必要です。
寝室やトイレ、浴室など、プライバシー性の高い場所を常時撮影することは、ご本人に大きなストレスを与える可能性があります。
作業療法士としておすすめするのは、高齢者が日中長く過ごすリビングや、転倒リスクが比較的高い生活動線を映せる場所に設置することです。
例えば、以下のような場所が見守りに適しています。
- リビング
- ダイニング
- 廊下
- 玄関付近
必要な範囲だけを映すようにカメラの向きを調整することで、プライバシーを守りながら安全確認がしやすくなります。
Wi-Fi環境を事前に確認しておく
多くの見守りカメラは、Wi-Fiを利用してスマートフォンへ映像を配信します。
そのため、自宅のWi-Fi環境が不安定だと、映像が途切れたり通知が届かなかったりすることがあります。
設置前には、以下の点を確認しておきましょう。
- Wi-Fiが利用できる環境か
- カメラを設置する場所まで電波が届いているか
- 通信速度が安定しているか
- コンセントが近くにあるか
Wi-Fiルーターから離れた場所に設置する場合は、中継機を利用すると通信が安定することがあります。
また、スマートフォンの設定や専用アプリの初期設定も必要になるため、機械の操作が苦手な場合は家族が一緒に設定すると安心です。
見守りカメラは、設置するだけで安心できるものではありません。
ご本人の気持ちを尊重しながら、適切な場所に設置し、通信環境を整えることで、家族も高齢者も安心して活用できる見守り環境をつくることができます。
よくある質問(FAQ)

高齢者向け見守りカメラの導入を検討している方から、よく寄せられる質問をまとめました。
見守りカメラは高齢者に嫌がられませんか?
見守りカメラは、設置の仕方や説明によって受け止め方が大きく変わります。
何も伝えずに設置すると、「監視されている」と感じてしまう方もいます。しかし、「離れて暮らしていて心配だから」「何かあったときにすぐ助けに行けるようにしたい」と目的を丁寧に説明することで、理解を得られるケースが多いです。
また、リビングなど生活の様子を確認できる場所に設置し、寝室やトイレなどプライバシーに関わる場所は避けることも大切です。
Wi-Fiがない家でも使える見守りカメラはありますか?
はい、Wi-Fiがない環境でも利用できる見守りカメラはあります。
SIMカードを利用したLTE・4G通信対応モデルであれば、インターネット回線がない自宅でも映像を確認できます。
ただし、通信料が毎月かかる場合が多いため、ランニングコストも含めて検討しましょう。
一般的には、自宅にWi-Fi環境がある場合はWi-Fi対応モデルのほうが導入費用・維持費ともに抑えられるためおすすめです。
見守りカメラの映像は家族全員で共有できますか?
多くの見守りカメラは、専用アプリを利用して複数の家族で映像を共有できます。
例えば、兄弟姉妹や離れて暮らす家族がそれぞれスマートフォンにアプリをインストールすることで、必要なときに映像を確認できます。
ただし、共有できる人数や設定方法は製品によって異なるため、購入前に確認しておくと安心です。
家族で役割を分担しながら見守ることで、一人だけに負担が集中することを防げます。
防犯カメラとの違いは何ですか?
見守りカメラと防犯カメラは、目的が異なります。
防犯カメラは、不審者の侵入防止や犯罪の記録を目的として屋外に設置されることが多い一方、見守りカメラは高齢者や子ども、ペットなどの安全確認を目的として室内で使用されることが一般的です。
見守りカメラには、双方向通話機能や動体検知、スマートフォンへの通知機能など、家族とのコミュニケーションや日常の見守りに役立つ機能が充実しています。
高齢者の見守りを目的とする場合は、防犯カメラではなく、見守りに特化した機能を備えた製品を選ぶと、より安心して活用できるでしょう。
まとめ|高齢者見守りカメラで離れて暮らす家族に安心を

高齢者向け見守りカメラは、離れて暮らす家族の不安を軽減し、高齢者が住み慣れた自宅で安心して暮らし続けるための心強いサポートツールです。
スマートフォンから自宅の様子を確認できるだけでなく、双方向通話や動体検知、暗視機能などを活用することで、日常の変化や万が一の異変にも早く気づきやすくなります。
見守りカメラを選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
- スマホから簡単に映像を確認できる
- 双方向通話機能がある
- 夜間も見守れる暗視機能付き
- 動体検知・通知機能が搭載されている
- 工事不要で設置しやすい
また、設置する際は、ご本人の同意を得ることや、プライバシーに配慮した場所へ設置することも大切です。
作業療法士としてお伝えしたいのは、見守りカメラは「監視するための機器」ではなく、高齢者の自立した生活を支え、家族が安心して見守るためのツールだということです。
ご本人が安心して生活でき、ご家族も無理なく見守れる環境を整えることで、お互いの心の負担を軽減できます。
ぜひこの記事を参考に、ご家庭の生活スタイルに合った見守りカメラを選び、大切なご家族が安心して暮らせる環境づくりに役立ててください。





「毎日電話はしているけれど、本当に大丈夫だろうか」
「転倒していないか心配」
「頻繁には帰省できない」