こんにちは、女の子と男の子を絶賛育児中のKOJです。
私の大好きな映画のなかに『風の谷のナウシカ』というタイトルがあります。
いろいろ調べてみると、「風の谷のナウシカ つまらない」なんていう意見が散見されたんですよね。
つまらない?どういうこと?
『風の谷のナウシカ』の映画は世界観は凄いし飛行機の映像はカッコいいし環境問題とか課題提起されていてすごく奥深い映画なんです。
そこで、『風の谷のナウシカ』の映画の何がつまらないのかを考察してみました。
- 『風の谷のナウシカ』の映画がつまらないという理由の考察について
- 『風の谷のナウシカ』の映画が面白くてこどもに見せたい理由について
KOJ
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『風の谷のナウシカ』/作品詳細
公開日 | 1984年03月11日 |
時間 | 116分 |
監督 | 宮崎 駿 |
原作 | 宮崎 駿 |
音楽 | 久石 譲 |
声の出演 | 島本須美 ⋅ 納谷悟朗 ⋅ 松田洋治 ⋅ 永井一郎 ⋅ 榊原良子 ⋅ 家弓家正 |
『風の谷のナウシカ』/ストーリー
舞台は「火の7日間」といわれる最終戦争で現代文明が滅び去った1000年後の地球。
風の谷に暮らすナウシカは、「風の谷」に暮らしながら、人々が忌み嫌う巨大な蟲・王蟲(オーム)とも心を通わせ、有害な瘴気覆われ巨大な蟲たちの住む森「腐海」の謎を解き明かそうとしていた。
そんなある日、「風の谷」に巨大な輸送機が墜落、ほどなく西方のトルメキア王国の軍隊が侵攻してくる。
墜落した輸送機の積荷は、「火の7日間」で世界を焼き尽くしたという最終兵器「巨神兵」であった。
そして、少女ナウシカの愛が奇跡を呼ぶ…。
『風の谷のナウシカ』/つまらないと言われる2つの理由
物語の設定が難しい
風の谷のナウシカの中だけで出てくる言葉が多く存在します。
- 千年前の「火の七日間」戦争
- 腐海(ふかい)
- 有害な瘴気
- 巨神兵(きょしんへい)の胚
- トルメキア軍
- ペジテ市
こういった物が突然に出てきます。
千年前の「火の七日間」戦争ってなに?
こんな感じで分からない言葉が突然出てきてストーリーが進んでいくのでどういった物だろうという疑問が浮かんできますね。
これらが絡み合いながら物語が設定されているので、たしかに内容を理解するには難しい部分が多い気はします。
原作に比べると内容が物足りない
上で話した言葉にはそれぞれがもつ意味や目的が原作には描かれています。
しかし、映画の中では意味や目的の説明は少なくナウシカがさまざまな困難に立ち向かっていくように描かれているんですよね。
巨神兵(きょしんへい)についてもそうです。
巨神兵(きょしんへい)は映画のなかではドロドロに腐った状態で目覚めビームを撃ちます!
ドカーン!!
すごい威力で数発ビームを撃って溶けてしまうんですが・・・
原作の漫画ではしっかりとした体で目覚めることができてるんですよ!
そして巨神兵(きょしんへい)の存在についても語られています。
映画として綺麗にまとめられていたことで原作に比べて内容が少し物足りなかったという声が上がったのでしょう。
『風の谷のナウシカ』は原作があって、全7巻発売されています。
映画で語られている内容は原作の漫画2巻分程度!
ナウシカが魔女!?
驚きの展開が漫画では待っています。
漫画を読んで映画をみたら物足りないと感じるのも確かかもしれない・・・
『風の谷のナウシカ』/面白さとこどもに見せたいと思う3つの理由
巨大な蟲・王蟲(オーム)の抜け殻をナウシカが見つけて村人に持って帰る
とてつもない大きなムシの王蟲(オーム)という生き物のすごさが映像化されています。
そんな王蟲(オーム)ですが脱皮した抜け殻をナウシカが見つけるシーンがあります。
こんな巨大な生き物が脱皮したとしてこんなにキレイに脱皮した抜け殻になるんだ~
ってちょっと思うところもありました。
余談になってしまいましたが、
オームの抜け殻はセラミック刀でも傷がつけられないくらい硬いものにもかかわらずすごく軽い素材なんです。
そういった新しい素材をナウシカは遊びのなかでみつけて村の役に立つと思って一部を持って帰るんですよね。
遊びながらも村の人のことを思うナウシカの考え方とか生き方は、映画をみるこどもにいい影響を与えるはず。
風の谷のナウシカの圧倒的な世界観はみていて面白い!
ガンシップが壊れても谷までもてばいい
ナウシカは村を守るために大事なガンシップという飛行機が壊れることを気にしません。
ここでも人を思いやる正義感が表現されていました。
ナウシカすごいです。
ただ、ガンシップもそうですがメーヴェという小型の飛行機や大型船の輸送機など飛行機は多く登場します。
なかでもメーヴェという小型の飛行機は空を自由に飛ぶ鳥のようで見ていても気持ちがいいです。
この映像のきれいさは、こどもにみせたいですね。
有害な瘴気に覆われ巨大な蟲たちの住む森「腐海」の奥深さ
「腐海」について映画の中で頻繁にでてきます。
「腐海」はダメな存在として映画では描かれていますが、本当はどうなんだろう?
「腐海」はなぜ出来たのかを考えるとすごく奥が深いです。
環境問題について考えさせられるなって思いますよ。
映画のなかで「腐海」の奥底に落ちてしまう場面がありますがそこでは有害な瘴気が・・・
木や水はどういう役割があるのかということを学ばされます。
『風の谷のナウシカ』はやっぱり面白い映画
『風の谷のナウシカ』がつまらないという意見があるのは、原作をみた人がもっと映像化してほしいという願望からくるものだと考えられます。
原作の内容はとてつもない情報量とストーリーになっていますので、それをそのまま映画化するには時間がたりません。
しかし、『風の谷のナウシカ』の映画は漫画では表現できない巨大な蟲・王蟲(オーム)の存在感やメーヴェが実際に空を飛ぶ映像の美しさ、「腐海」を通した環境問題に対する問いかけといった感じで、こどもに見せても一緒に楽しめる映画です。
つまらないという意見に流されず、ぜひ『風の谷のナウシカ』の映画を見て下さい。