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トリガーノート

ジブリと七夕がつながる夜|星空に願いをかけた3つの名シーン

もうすぐ七夕。子どもと一緒に短冊に願いを書いたり、夜空を見上げたりする時間は、親にとってもどこか懐かしく、特別なひとときです。そんな七夕の雰囲気に、どこか重なるのが「ジブリ作品」。

星がきらめく夜、幻想的な空の描写、そして静かに心を揺さぶる物語――ジブリ映画には、七夕の世界観と通じるシーンがたくさんあります。

この記事では、「七夕」と「ジブリ」をつなげて楽しむ方法を、親子での過ごし方も交えてご紹介します。

ラピュタのあの空、トトロと星空、ハウルのあの名場面……あなたの記憶にも残る“あの夜”を、今年の七夕に重ねてみませんか?

第1章:なぜジブリと七夕は相性がいいのか?

七夕のキーワードは「星・願い・空」

七夕といえば、短冊に願いごとを書き、夜空を見上げるロマンチックな行事です。空に浮かぶ天の川や織姫と彦星の伝説には、どこか切なさや幻想的な世界観が漂っています。

そしてこの“”“願い”“”というキーワード――実は、ジブリ作品に頻繁に登場する要素でもあります。

『天空の城ラピュタ』では夜空を飛ぶ飛行石が神秘的な光を放ち、

『となりのトトロ』では、サツキとメイが夜空を見上げる場面が静かな感動を与え、

『ハウルの動く城』では、星降る夜に空中を歩くシーンが登場します。

七夕の夜にジブリ作品を思い出すのは、偶然ではなく“空と願い”をめぐる共通の世界観があるからなのです。

ジブリが描く「夜空」は、七夕とつながる幻想的な世界

ジブリの夜空は、ただの背景ではありません。見る人の心に静かに語りかけ、物語を支える“感情の風景”です。

ラピュタの空は「冒険」や「希望」、トトロの夜空は「安心」や「祈り」、ハウルの夜空は「再生」や「」といった意味を持っています。これらの感情は、七夕の夜に子どもたちと過ごす時間とも自然に重なります。

親世代にとっては、かつて心を震わせたジブリのシーンと、今子どもと過ごす七夕が“感覚的につながる”瞬間があるのではないでしょうか。

親子で語れる「感性のつながり」

中学生の娘、小学生の息子と一緒に夜空を見上げるとき、あなたの頭に浮かぶのは、子どものころ観たジブリのワンシーンかもしれません。そんなとき、思い切って「この空、ラピュタみたいじゃない?」と子どもに話してみてください。

今どきの子どもたちもジブリ作品には親しんでいることが多く、そこから自然と会話が広がります。親子で感性を共有できる瞬間は、まさに七夕がくれる“贈りもの”なのです。

第2章:七夕を感じるジブリの名シーン3選

『天空の城ラピュタ』|空に願いをかける冒険

ラピュタの物語は、まさに“空への憧れ”で始まります。空から降ってきた少女シータと出会ったパズーは、彼女と一緒に空に浮かぶ伝説の城を目指します。

特に印象的なのは、夜空に光る飛行石のシーン。星とともに輝くその光には、まるで天の川のような幻想的な美しさがあります。そしてパズーとシータの「ラピュタを見つけたい」という強い願いは、まさに短冊に託す七夕の祈りのよう。

大人になってから改めて観ると、この物語がただの冒険譚ではなく、“願いを信じて空を目指す心”を描いた作品だと気づきます。子どもと一緒に観ながら、「自分が信じていることは、叶えていいんだよ」と伝えたくなる一作です。

『となりのトトロ』|静かな夜に祈るサツキとメイ

トトロには派手な演出はありませんが、自然の中で感じる季節の変化や、夜空の美しさが丁寧に描かれています。中でも、サツキとメイがバス停で父を待ちながら夜空を見上げるシーンは、七夕の夜の静けさにそっくり。

トトロと出会うことで不安がやわらぎ、そっと背中を押されるような温かさに包まれるこの場面。星空を背景に描かれるトトロのシルエットは、「見えないけれど、そばにいてくれる存在」がいることの象徴でもあります。

七夕は、家族の健康や子どもの成長を願う日でもあります。そんな日にこのシーンを思い出すと、“そっと誰かを思う気持ち”こそが、一番の願いなのかもしれないと感じられるでしょう。

『ハウルの動く城』|星降る夜の空中散歩

ソフィーとハウルが夜空を歩く、あの美しいシーン。まるで天の川の上を歩いているかのような幻想的な映像に、誰もが息を呑んだはずです。星が降るように瞬く空と、浮遊する足元の世界。それは現実を少しだけ離れて、願いが届く“あちら側の世界”に足を踏み入れたような感覚。

ハウルの魔法に導かれてソフィーが自分の殻を破っていく姿には、「変わりたい」「前に進みたい」という強い想いが込められています。これはまさに、七夕に願う“内なる変化”と重なります。

親子で観ると、子どもは映像の美しさに、大人はストーリーの深みに引き込まれます。七夕の夜にこの作品を観ることで、「願いは未来を変える第一歩」だということを自然に伝えられるでしょう。

第3章:親子で楽しむ「ジブリ的七夕」のすすめ

子どもと語る「ジブリの空に何を願う?」

七夕といえば短冊。でも「願いごとって何書いたらいいの?」と悩む子も少なくありません。そんなときにおすすめなのが、ジブリの名シーンをヒントにしてみることです。

たとえば、「シータとパズーは何を願ってた?」と聞けば、子どもは「ラピュタを見つけたいこと」と答えるかもしれません。では、自分だったら? こんなふうに対話を広げていくことで、ただの願いごとが“自分の気持ちを見つめ直す時間”に変わります。

親子で願いを語り合う時間は、日常ではなかなかできない貴重なコミュニケーション。ジブリの世界を入り口にすれば、自然に気持ちを引き出せるのも大きな魅力です。

七夕の夜は“星空シネマ”で特別な時間を

外に出て星を眺めるのもいいですが、今年の七夕は「ジブリ映画を観る夜」として過ごしてみてはいかがでしょう?

ラピュタやハウル、トトロなど、七夕の雰囲気に合う作品を選び、夜にリビングを少し暗くして“星空シネマ”を開催。

小学生・中学生の子どもたちと並んで映画を観るだけでも特別感がありますが、観終わったあとに「どのシーンが好きだった?」「あの空、すごかったよね」と語り合う時間は、まさに星に願いをかけるような瞬間です。

部屋にさりげなく星型のガーランドやキャンドルライトを飾れば、ちょっとした演出も加わって、より“七夕×ジブリ”の世界に浸れますよ。

星と心をつなぐ:ボッチャ好き親子にも響く“静と動”の時間

ジブリの魅力は、動きのある冒険と、静かな時間のバランス。これは実は、ボッチャにも通じるものがあります。

ボールを投げる瞬間の緊張感、投げた後の静けさ、そして相手のボールを待つあの“”。ボッチャを通して感じる時間の流れと、ジブリ映画の中にある「間(ま)」の美しさは、どちらも“心を落ち着ける時間”を大切にしているのです。

だからこそ、日頃ボッチャを楽しんでいる親子にとって、七夕の夜にジブリの世界に触れることは、感覚的にとても心地よい体験になるはず。

星を見て、映画を観て、願いを語る――そんな静かな時間を家族で共有することで、またひとつ、心のつながりが深まる七夕になるでしょう。

まとめ:ジブリと七夕がつながる夜、心をつなぐ時間に

ジブリ作品に描かれる幻想的な夜空や、心にそっと寄り添うような物語は、七夕の夜と深く共鳴します。ラピュタの空飛ぶ冒険、トトロと過ごす静かな夜、ハウルと歩く星降る空中散歩――これらは、七夕が持つ“願い”や“希望”というテーマと自然に重なります。

子どもと一緒に過ごす七夕のひとときに、ジブリの世界を重ねることで、ただ短冊を書くだけでは得られない、深くあたたかな会話や時間が生まれます。

特別なことをしなくても、映画を観ながら空を見上げ、少し語り合うだけで、それは立派な“ジブリ的七夕”になるのです。

ボッチャのように静と動が織りなす時間を大切にする方にも、ジブリの世界観は心に響くはず。

今年の七夕は、ジブリと一緒に、家族で「願い」を形にしてみませんか?

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KOJ
・ブログ管理者 ・作業療法士 ・ボッチャのコーチ ・アニメ好き ・女の子と男の子の二児の親