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現場のあるある話

排泄介助あるある|大変だけど、私たちが向き合い続ける理由

こんにちは。「おつかれさま日和」です。

今回は、看護・介護の現場で誰もが経験しているケアのひとつ、「排泄介助」について。

決して華やかな仕事ではないけれど、人としての尊厳や安心を守る大切なケア。

そして、現場では誰もが一度は「これ、あるある〜!」とうなずいてしまうエピソードが詰まっています。

作業療法士として私も排泄ケアの場面に何度も立ち会ってきました。
一緒に働く看護師さんや介護士さんたちの表情や声に、プロとしてのやさしさと葛藤を感じることもたくさんありました。

排泄介助あるある

1. あるある:トイレ直後に「また出そう…」

ポータブルトイレに座ってもらい、ようやく排泄が終わったと思ったら、

「あ…まだ出るかも」

一度ベッドに戻して、また座って、を繰り返すと、スタッフ側も内心「うそ〜!」と叫びたくなります。

でも、出るものは止められない。それが人間の自然な営み。
こういうとき、誰も責めたり怒ったりしない現場って、すごく素敵だなって思います。

2. あるある:一人でできるときほど油断大敵

自立支援の観点から、「できることは自分で」も大切。
でも、「できると思ったら、間に合わなかった…」というケースも少なくありません。

利用者さんの「やってみたい」という気持ちと、
安全・衛生面とのバランスをどうとるか。これは、私たち現場スタッフの永遠のテーマ。

だからこそ、些細な声かけや表情から、その日の調子を見極める力が大事になってくるんですよね。

3. あるある:ニオイとの格闘

排泄介助で避けられないのが「ニオイ問題」。
「おむつ開けた瞬間、思わず一歩下がっちゃった…」なんて声も。

でも、そこにユーモアがある現場もたくさんあります。

「今日はなかなかの破壊力やな!」と冗談を言い合ったり、「私、鼻おかしくなったかも…全然気にならん!」なんて強者も登場。

もちろん、マスクや消臭スプレーなど対策は万全に。

<マメ知識>

排泄臭の主成分はアンモニアや硫化水素。
柿渋や茶カテキン成分を含んだ消臭アイテムは、この臭気成分に効果的です。

肯定と否定、どちらの声もある

現場では「排泄介助が好き」という人もいれば、
「一番苦手…」と正直な気持ちを語ってくれる人もいます。

私の同僚で、介護職10年目の方がこんなことを言っていました。

「自分の家族のような気持ちで介助してると、嫌だとか思わなくなったよ」

一方で、新人スタッフからは

「慣れないうちは本当に精神的につらかった」という声も。

それぞれの感じ方があって当然だし、
“苦手だけど、頑張ってる”という姿勢そのものが素晴らしいと思います。

一番うれしい瞬間は「ありがとう」の一言

「恥ずかしいけど…助かったわ」

「すっきりした。ありがとうね」

そんな言葉をもらったとき、心の中で「やってよかった」と思えるんです。

決して目立たないケアだけど、生活の根本を支える、なくてはならない仕事。

私たち作業療法士も、ADL支援の一環として排泄動作の訓練に携わることがありますが、実際の介助に携わる皆さんの姿を見るたびに、心から尊敬の気持ちが湧いてきます。

まとめ|それでも私たちは、今日も現場に立つ

排泄介助は、体力も気力も使うケア。

でも、誰かの「快適な生活」を守る、かけがえのない時間でもあります。

苦手でも、得意でも、迷いながらでもいい。

この記事を読んでくれたあなたが、「少し元気が出た」「自分だけじゃないんだ」と思ってくれたら、とてもうれしいです。

今日も現場で頑張るあなたに、心からのエールを送ります。

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KOJ
・「おつかれさま日和」のブログ管理者 ・作業療法士 ・ボッチャのコーチ ・アニメ好き ・女の子と男の子の二児の親