こんにちは。「おつかれさま日和」です。
今回は、看護・介護の現場で日々行われている「食事介助」について。
利用者さんのペースに合わせたり、安全に食べてもらえるように工夫したりと、一見なんでもない時間に見えて、実はものすごく集中力を使うケアのひとつです。
今日はそんな「食事介助の現場」で思わず共感してしまう、“あるある”エピソードを集めました。
ちょっと疲れたときに読んで、クスッと笑ってもらえたらうれしいです。
食事介助の現場あるある
1.「ごちそうさま」が早すぎる
「はい、ごはんですよ〜」と声をかけて配膳した直後に、「もうごちそうさま」と言われて一瞬固まる。
え、今!?って心の中でツッコミながらも、「じゃあ、ちょっとだけスープだけでも…」と交渉するのが日常茶飯事。
本人のその日の気分や体調によって変わるのも、食事介助の奥深さですよね。
2. 飲み込むまでが長い…!
口には入ったけど…なかなか飲み込まない。
「ゆっくりで大丈夫ですよ〜」と言いながらも、心の中では「え、そろそろ次いっても大丈夫?」とドキドキ。
特にトロミがついたお茶や、おかゆ系は、飲み込みのタイミングがわからず、絶妙な間合いを求められます。
3. 口を開けてくれたと思ったら、直前でプイッ
スプーンを口元まで持っていって、いざ投入!という瞬間、ふいに顔をそむけられる。
「あれ?今いらなかった?」と確認すると、「おかずじゃなくて、あんたの持ってるそのプリンがいい」と。
食事介助は、スプーンの中身選びから駆け引きが始まっています。
4. おかずをお茶で流し込もうとする猛者
口にまだごはんがあるのに、お茶を欲しがる方。
「ちょっと待って、まだ飲み込めてないよ〜!」と焦るこちらに、「大丈夫だ!昔からこうやって食べてきたから」とニッコリ。
現場では安全第一。でも、長年の習慣やこだわりにも寄り添いたくて、いつも絶妙なバランスで頑張っているスタッフがたくさんいます。
5. スプーンの持ち方がプロ級になる
ひとくちの量、角度、スピード…
毎日のように介助していると、自然と“その方にぴったりの食べさせ方”が身につきます。
「○○さんはちょっと浅めに入れた方がいい」
「△△さんは口の右側からが食べやすい」など、
まるで専属シェフのようなこだわりが生まれてくるのも、介助あるあるです。
6.「美味しい」と言ってもらえたときの嬉しさ
「今日のおかず、美味しいなぁ」そんな一言で、一気に疲れが吹き飛ぶ。
栄養や形態、飲み込みのタイミングを考えながらの介助は、神経を使うもの。
でも、その先に“笑顔”や“感謝”があるから、また頑張れるんですよね。
食事の時間は、信頼を築ける大切な時間
食事介助はただの作業ではありません。
食事中の何気ない会話の中で、その方の性格や今日の気分を感じ取ったり、小さな変化に気づくことができたり。
そんな「大切なケアの時間」だからこそ、丁寧に、そしてやさしく向き合っていきたいですね。
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